こんにちは。〇〇柿生デイサービスの出目金です。
「がんばっているのに、良くなっているのかどうか、わからない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
毎日少しずつ取り組んでいても、変化って自分ではなかなか気づきにくいものです。今日は、〇〇柿生デイサービスで取り入れている「映像を使った振り返り」について紹介します。
平均台を歩く様子を、動画に撮ってみた
あるご利用者さんのエピソードです。
その方は、歩行の安定を目標にして平均台(バランスを取りながら歩く細い台)での訓練を続けていました。
「なんとなく体がまっすぐになってきた気がするけど…」と本人はおっしゃっていましたが、自分では実感がつかみにくそうでした。
そこで、スタッフが平均台を歩く様子を短い動画で撮影し、一緒に見てみることにしました。
映像を見た瞬間、表情が変わった
動画を再生して少しすると、その方の顔がパッと変わりました。
「あら、私こっちに傾いてるんだね」
「こんなに足が上がってなかったんだ」
自分の体の動きを「外から見る」のは、初めての経験だったそうです。
ふだん私たちは自分の動きを鏡で見ることはあっても、歩いている姿を映像で確認することはほとんどありません。映像には、本人も気づいていなかった体の使い方の癖(左右の傾きや重心の位置など)がはっきり映っていました。
「見えること」が、やる気に変わる
その後、その方はトレーニングへの取り組み方が少し変わりました。
「左に傾かないように意識してみよう」と、自分で目標を立てて練習するようになったのです。
数週間後に同じように撮影した動画と見比べると、明らかに傾きが少なくなっていました。
「変わってる!私、変わってる!」
その時の笑顔が、忘れられません。
人は「自分の変化が見えた瞬間」に、もっとがんばろうという気持ちが湧いてくるのだと、改めて感じました。
プライバシーへの配慮について
撮影を行う際は、必ずご本人に説明し、同意をいただいてから行います。
撮影した映像は、振り返りのためだけに使用し、外部への公開や無断利用は一切しません。「映像は嫌だ」という方には、別の方法で振り返りを行いますので、遠慮なくお申し出ください。
ご利用者さんが安心して取り組めることが、何より大切だと考えています。
「見える化」は、自信の積み重ね
変化が数字や映像として「見える」ことで、ご本人の自信につながります。
「こんなにできるようになった」という実感は、次の一歩への力になります。
そして、その変化をご家族の方にもお伝えすることで、「通って良かった」という安心感につながってほしいと思っています。
「最近、〇〇が変わった気がする」という小さな変化も、ぜひスタッフに声をかけてください。一緒に確認して、記録していきます。
出目金|看護師。デイサービスでの機能訓練指導・看護業務を経て、人の暮らしに寄り添う仕事をしています。